変装、見破りました!

こんにちは。

雑木林で、今年初めて蚊に刺されました。手首と顔を……。

まだ、林を普通に歩くぶんには、だいじょうぶかと思いますが、何せ虫探しは、しゃがんでじーっとしてるので、そりゃねらわれますね……。

 

それでもたくさんの虫に会えたので、ちょっとくらいかゆくてもいいんです。

まずはハナムグリ。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA(5月21日撮影、以下同じ)

ガマズミの花にむちゅうです。

同じく、ガマズミに、別のハナムグリも。

ヒラタハナムグリ。

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もうね、人間が見てても関係ない!って必死で、花の蜜を吸ってましたよ。

 

一方、地面を地味にはってる、大きめの虫は、オオヒラタシデムシ。

近くに虫の死がいがありました。

それを食べていたようです。

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そして、前回の記事にのせた、4匹のジャコウアゲハの幼虫。

確実に大きくなってました。

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し、しかし、体がなんだか茶色っぽいの……。

これ、寄生バチにやられた、というサインかもしれません……。

寄生バチが体にタマゴを産みつけると、一見このまま成長していくのですが、最後、チョウになることはできないのです。。

 

そんな悲しいニュースのあとは、春ならではの楽しい遊び。

これ、ラズベリーの実とかに見えるかもしれませんが――。

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クモの子どもたちが固まってるのです。

ちょちょい、と葉っぱをゆらして、おどかしてみると――

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ちりぢりになりましたー!

「クモの子を散らす」っていうたとえは、こういうことなんですね☆

 

そしてラストは、一見、ちょっと大きめのアリのようで――

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足が8本ある!

そう、これはアリグモなのでした。

アリに見せかけることで、アリから攻撃されないようにしてるんですって。

アリはだませるかもしれないけど、その変装、わたしは見破りましたよ、ふふ。

大満足の虫さがしでした。

ジャコウアゲハ祭り!

こんにちは!

雑木林には蚊が少しずつ増えてきました。

もう少ししたら、本格的な虫除けグッズが必須かもしれません。

(虫を探したいのに、虫除けガードをするって、矛盾してますけどね……汗)

 

さて、『虫ロボのぼうけん』シリーズの編集者さんが、雑木林へ遊びに来てくれました!

そして、目ざとく、ステキなものを発見してくれたのですよ。

ジャコウアゲハの幼虫!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA(5月15日撮影、以下同じ)

ふぁぁ~4匹も並んでいて、かわいい。

写真では大きめに撮れたものの、実際は長さ1センチに満たないチビッコです。

幼虫は何度も見つけたことありますが、こんなふうに、1枚の葉っぱに並んでるのを見たのは初めて。

編集者さん、グッジョブ!

 

ほかには、こんなガを見つけましたよ。

白黒のブチの牛みたい、というか、顔は羊みたい!?

長さ1センチほどです。

クロマダラシロヒメハマキ。

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名前が長すぎて、なかなか覚えられなさそう……。

 

あと、こんなクモを見つけたんです。

頭の部分が赤いクモ!

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なんていう種類かしら~、と調べるうち、おどろきの新事実が。

なんと、この赤いのは、クモタカラダニっていうダニなんですって。

前回も紹介した、緑と白のコハナグモに、ダニが寄生していっしょに生活してるらしいのです。

そういえば、左側の足の部分にも、赤いダニがいますね!

それにしても、ダニ、でかすぎ!

こんなに大きかったら、背負って歩くのも負担じゃないでしょうか~?

 

ふしぎな生物の世界を、垣間見てしまいました。

ではでは、また!

街中にも虫はいます

こんにちは!

雑木林にはだんだんクモの巣が増えてきました。

 

クモって、昆虫ではないので、虫好きの人にあまり注目されてない印象があります。

(昆虫は足が6本。クモは足が8本ですね)

でも、意外とかわいらしいクモも多いことを最近発見。

 

これ、コハナグモのメスです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA(5月8日撮影)

きれいな黄緑に、まんまるの白いおなか。

模様が何か動物のように見えて、かわいいでしょ。

 

こちらは、コハナグモのオスです。

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だいぶかたちが違いますね。

 

大船植物園に行ったときは、こんなクモを見つけました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA(5月3日撮影)

ヤハズハエトリ。

つぶらなヒトミが、かわいい~。

網をはらずに、歩き回ってエサを探すクモなのです。

 

あと、虫が苦手な人に敬遠されがちなのが、ガですね。

でも、ガと言ってもいろんなタイプがいるんですよ。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA(5月9日撮影)

シロスジベニマルハキバガと言います。

オレンジ色に白のラインがあざやか。

長さ1センチくらいの小さなガです。

 

こちらは体は小さめですが、びろ~ん、触角が長い~!

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ホソオビヒゲナガのオス。

メスは、もっと短くて太い触角なんですよ。

 

ところで、「近くに雑木林なんかないから、虫いないよー」と思ってる都会在住の方。

意外と、いるみたいですよ。

 

横浜のにぎやかな街並みのなか、ビルの壁にくっついてるのを見つけました。

大きさ5センチくらいの大物です!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA(5月9日撮影)

ホシホウジャクかな(でも成虫の出現期は7月以降みたいなので、似た違う種類かも)

 

こちらは、川崎の街中で、友達が見つけた、とメールを送ってきてくれたので、掲載許可をもらいました。

わぁ、きれい。

image1(5月上旬撮影)

ウンモンスズメですね。

6センチから8センチくらいの、かなり大きなガです。

都会にも、虫はすんでいるんですね~。

GWはぜひ里山へ!

GW、行楽地はどこも混んでますね~。

その点、雑木林は空いてて(当然か)おすすめですよ。

 

さて、今回まずは、ウマノスズクサの葉っぱの裏に――

OLYMPUS DIGITAL CAMERA(5月1日撮影、以下同じ)

ジャコウアゲハのタマゴを見つけました!

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球体なのに、しっかりくっついて離れない。

当たり前といえば当たり前なのですが、なんだかふしぎですねー。

この日は全部で4つ発見。

ジャコウアゲハが大好きな虫友さんが、2つ持って帰りました。

家で育てるそうです~。

 

そして、あちこちにいましたよ。

テントウムシの幼虫。

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こちらは、テントウムシの蛹。

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下の写真の虫は、現在、朝日小学生新聞で連載中の『虫ロボのぼうけん バッタとジャンプ大会!』にも登場しています。

カッコいい、ツチイナゴ!

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(オレは跳ぶぜ、カンペキに跳ぶぜ)

 

ふと、木を見ると、枝にうまく化けてる(つもりの)虫が。

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(わたしは枝、カンペキな枝よ)

ヒゲコメツキのメスですね。

オスはもっと触角がわしゃわしゃ長いのです。

 

アカサシガメもいましたよ!

緑の林のなかで、ハデなカラーの虫を見つけると、得した気分。

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サシガメは、虫の体液を吸う、ちょっぴりコワイ生き物。

ほら、横から見ると、口の形が、、

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本日のラストをかざるのは、イチオシのこちら。

デイジーの花びらを、もぐもぐと食べてました。

なんてラブリーで、メルヘンチックなイモムシ。

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(アップを見たい方は画像をクリック)

名著『イモムシハンドブック』にも出てない柄で、同定するのに苦労しました~。

やっとわかったー!

アヤモクメキリガという蛾の幼虫です。

緑の地に、白いライン、オレンジと白と黒の点々。

こんなにきれいな模様なのに、成虫になると、ただの茶色い羽になってしまうのがちょっぴり残念(?)ですが、しっかり食べて、りっぱな蛾になってもらいたいものです。